山林の荒廃、放置された日本の自然資源

放置林の現状と増加
・日本の国土の2/3は森林。森林面積は約2,500万ヘクタールで、その約40%が人工林です。人工林の9割はスギやヒノキなどの針葉樹で、戦後の植林政策で広がりました。しかし近年、木材需要の低迷や林業の後継者不足により、人工林の多くは管理されず、放置されているのが現状です。
・内閣府の調査によると、森林所有者の約8割が森林経営に消極的で、そのうち7割は伐採すら考えていないとされています。
放置林が引き起こす問題
・間伐されない人工林は過密状態となり、樹木の健全な成長を妨げるほか、土壌の栄養不足や、水源涵養機能の低下を招きます。
・適切な管理が行われない森林は、土砂災害や地滑りのリスクを高め、地域社会の安全にも影響を及ぼします。
日本の森林の大半を占める針葉樹は、経済性や管理の面で多くの課題を抱えています。
しかし一方で、四季の美しさを宿す広葉樹や「枝もの」には、自然と人々をつなぎ直し、山を再び輝かせる大きな可能性があります
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