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事業活動レポート

初めての山採り体験レポート

先日、フェアリーリーフの「山採り事業」の第一歩として、初めて山に入りました。

山にて

日中は、気温が高くなるため、早朝6時に集合し、山に向かいました。
スギやヒノキの下の方に樹木がたくさん生い茂っています。
林業では、こういった広葉樹の樹木を下草って呼んでいるそうです。
造林現場では「下草刈り」という作業があり、ここで対象になるのは草だけでなく、低木や数メートル程度までの若木も含まれることがあるそうです。例えば、萌芽更新した広葉樹や、雑木が2〜3mに伸びても、主伐後に植えたスギ・ヒノキ苗の成長を妨げるようであれば「下草」と呼んで刈払い対象にするケースも多いそうです。
私たちにとっては、この下草が枝物として流通させられるのにとても勿体無いと思ってしまいました。

(📷 写真:杉やヒノキの下に生い茂る下草)



✂️ 枝物の採取

実際の山採りは、山奥に入るため、ハチやアブ、ダニなどに噛まれないように長袖、長ズボン、長靴などを履き、グローブをして頭にはタオルを巻きます。事前にダニ避けスプレーなども撒いたりして準備します。

(📷 写真:道路脇に「ひかげかづら」を発見。お寿司やさんのショーケースにお魚などと一緒によく並べられている植物です。)

🍃 針葉樹の下にたくさんの枝ものが

針葉樹林の下には、たくさんの種類の枝ものが生えていました。アセビやサカキ、ゴヨウマツにツバキ、ドウダンツツジ、ユズリハなどなど。針葉樹林も適切な間伐がなされずに管理がなされないと森が鬱蒼として、木々の成長を阻害したり、下草も育たなくなり、生態系も維持出来なくなるそうです。

(📷 写真:適度な遮光がある健康的な森。針葉樹の下にたくさんの下草が生えており、枝ものとして出荷できる)

枝もの

商品となる樹種がたくさんありました。自然に生えている樹木から適切な枝を剪定して収穫します。

🌱 学びと気づき

今回の体験で強く感じたのは、「山採り」は単なる採取ではないということ。
不要な枝を適切に取り除くことは、樹木の健全な成長を助け、森全体を整えることにもつながります。
そして、その枝物が人々の暮らしや商業空間に彩りを添える。自然と人を結ぶ、循環の一端を担っているのだと実感しました。

これからもフェアリーリーフでは、現場での学びや発見を大切にしながら、山採り事業を進めていきます。今後の活動報告もぜひご期待ください。

※地権者の許可を得て採集をしています。

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